導入事例-日置電機株式会社様

 

 日置電機株式会社様は、長野県上田市に本社をおき、製品の開発から生産、販売サービスまでを一貫して行っている電気計測器メーカーです。2015年には創立80周年を迎え、「社会から必要とされる企業であり続けること」を目指して、新たなステージへと成長を続けていらっしゃいます。
 今回、業務改革プロジェクトの一環でRPAツール『WinActor』を導入し、定型業務を自動化することで業務の効率化を実現しました。
 更に導入範囲を広げ、効果の増大を狙っています。

 

日置電機株式会社様

 

 

 

日置電機株式会社様

「人間性の尊重」と「社会への貢献」
~私たち一人ひとりが自分の能力を
最大限に発揮していくとともに、
良き企業市民であること~

社名 日置電機株式会社
本店所在地 長野県上田市小泉81
創業 1935年6月
従業員数 933名(2019年6月30日現在)
URL https://www.hioki.co.jp/jp/

 


 

取材にご協力いただいた方々

日置電機株式会社様

 

(左から)

情報システム課 係長 清水 一樹氏
情報システム課 主任 今泉 梓氏
情報システム課長 松井 隆一氏

 

本内容は2020年1月時点の情報です。

 


 

導入の背景

 社内に業務改革プロジェクトを立ち上げ、会社全体で業務改革に取り組んでいる中で、「どうしたら業務を効率化できるか」、その推進と実行は情報システム課の大きなミッションでした。その頃、ちょうど世の中でRPAツールが注目され 始めていて、「とにかく実際に導入してやってみよう!」と声が挙がり、導入に至りました。

 

 

なぜWinActorに?
その決め手は?

 

 働き方改革や業務効率化の実現に向けて注目されているRPA。
 世の中には数多くの製品が出回っていますが、大きく2種類、サーバ型とデスクトップ型があります。『WinActor』はデスクトップ型で、パソコン1台あれば手軽に始められます。
 ツールを選定した情報システム課係長の清水氏は、「初期投資が抑えられて、スモールスタートできることが大前提。展示会でいくつかのツールを実際に操作した感触で、使い勝手が最も良かった『WinActor』に決めた」と語られました。

 

 

AIDを選定いただいた
ポイントは?

 

 何といっても地元(同じ長野県内)で、スピーディな対応がしてもらえること、そして、『WinActor』の導入実績があり、導入後の技術サポートを含めて安心して任せることができること、この点を評価いただき、当社からの導入を決めてくださいました。

 

 

導入の進め方は?

 各部署への導入は、情報システム課と業務改革プロジェクトとが連携し推進しました。
 導入のステップは、①業務改革プロジェクト推進メンバーを中心にRPAツールを知ってもらう、②各部署で対象業務を洗い出す、③各部署から導入依頼があった業務をヒアリングして業務の整理・見直しを行う、④情報システム課がシナリオを作成する、です。RPAをそのまま現業務に適用するのではなく、『まず業務フローの見直しを行い、見直し後の業務にRPAを適用する』、これがRPAの導入が成功した鍵と言えます。

日置電機株式会社様

 

 

RPA適用事例の紹介

 

 RPAを適用したのは「集計業務」がほとんどですが、シナリオ数は13本にも及びます。各部署には、基幹システムやWEB、ExcelやAccess等、様々なシステムからデータを集めて集計し出力する、といった業務が数多くあり、そこにターゲットをあてました。
 また、情報システム課の技術力を活かして、『WinActor』のライブラリだけでなくVBスクリプトを駆使してシナリオを作成し、業務の細かいところまで自動化しています。
 シナリオを作成している情報システム課主任の今泉氏は、「業務は簡単なものもあれば複雑なものもある。複雑なケースは、細かいところまで実現しようとするとVBスクリプトを使う必要がある。各部署の効率化に役立つよう、できるだけきめ細かく対応したい」と語られました。

 

日置電機株式会社様

 

 

導入の効果は?

 

  • 自動化による作業時間の短縮
  • 業務フローの見直し(無駄な作業を排除)可視化

 情報システム課長の松井氏は、「RPAによる自動化で作業時間の短縮を実現できたが、それ以上に業務の見直し・整理を行えたことが効果として大きい」と評価されています。各現場では、人事異動等で担当者が変わると仕事がそのまま引き継がれ、言われた通りに作業するという実態でしたが、今回そこにメスを入れることができ、無駄な作業を省くことにつながりました。
 今泉氏も、「『WinActor』のシナリオはフローチャートのようで、業務を可視化できる。今回業務を見直してからシナリオを作成したので、シナリオが業務フローそのもの。シナリオを見返せは、どんな業務かがわかる」と語られ、RPAツールをうまく活用されていらっしゃいました。

 

 

今後に向けて

 RPAの導入範囲を更に拡大していく計画がスタートしました。 各部署では対象業務の洗い出しを行っています。
 シナリオ作成は、現在全て情報システム課で行っていますが、各部署でも行える体制を検討しています。清水氏は「各部署がVBスクリプトを使ってシナリオを作成するのは無理がある。標準的な部品セットを提供する等、簡単にシナリオを作成できる手順の展開を考えていく」と語られました。
 全社挙げてのRPAを活用した業務改革の取組効果が期待されます。

 

 

AID担当者からの一言

 

 RPAによる効率化を求めるだけでなく、『WinActor』導入をきっかけに業務の見直しまで踏み込まれていることを伺い、多少なりともお役に立てたことを嬉しく思います。
 これからもご満足いただけるサポートを提供してまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

 

AIDの『RPAソリューション』について

AIDでは、RPAツール「WinActor」の販売だけでなく、WinActor認定技術者による導入支援サポートを行っています。

  • RPA事前体験「ハンズオンセミナー」の開催
  • RPA適用業務の選定、トライアル検証、効果測定の支援
  • シナリオ作成の代行
  • RPA操作教育、自社開発の際の開発支援サービス 等
RPAツールを導入したいけど、どう導入したらよいかわからない、自分達でできるかわからないといったご相談にお応えできます。
お気軽にお問合せください

 

 

 

 

 

 


  • 掲載している内容、所属やお役職は取材を実施した2020年1月時点の情報です。
  • 「WinActor」はNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
  • その他の商品名、製品名、会社名などは、各社の商標または登録商標です。