導入事例-フレックスジャパン株式会社様

 

 フレックスジャパン様は、国内の大手紳士服小売向けのシャツ製造が主力事業で、近年は自社ブランド品や婦人用シャツの販売の他、東南アジアをはじめ海外に直営店を出すなど事業領域を拡大しています。
 今回、物流業務を委託しているグループ会社アラジンロジテック様と連携して、シャツの出荷業務にRPAツール「WinActor」を導入し、大幅な時間短縮と作業ミスゼロ(正確性)を実現しました。

 

フレックスジャパン様

 

 

 

フレックスジャパン様

~私たちは考える集団~
考えの無いところに変化は無い、
変化の無いところに未来は拓けない、
だから我々は
常に一人ひとりがよく考えて
仕事に取り組まなければならない

フレックスジャパン様

 

社名 フレックスジャパン株式会社
本店所在地 長野県千曲市屋代2451
創業 1940年5月
従業員数 434人
URL https://www.flexjapan.co.jp/

 

軽井沢シャツ様


アラジンロジテック様

~日本の中心から全国へ~
立地条件を活かした
クイックデリバリー

 

アラジンロジテック様

 

社名 アラジンロジテック株式会社
本店所在地 長野県千曲市屋代2451
創業 2009年8月
URL http://www.aladdin-logitech.co.jp/

 


 

取材にご協力いただいた方々

 

(左から)

アラジンロジテック シニアリーダー 山田 智成氏
フレックスジャパン システム部 木村 昌寛氏
アラジンロジテック   池田 真名美氏

 

本内容は2019年11月時点の情報です。

 


 

導入のきっかけは?

 RPAツールの導入を先導されたシステム部の木村氏は、「背景に日本の人口減、労働力の減少があり、導入のきっかけとなった」と語られました。
 システム部の大きなテーマは「人の仕事はなるべく効率化していくこと」であり、木村氏は昨年頃から、労働力の減少とともに「RPA」という言葉をよく耳にするようになり関心を持っていたそうです。「当社も10年後を考えた時、人口の減る中での新しい人材確保が難しくなってくるのではないか。10年後に向けて何かを変えなくてはならないのではないか」という危機意識から、社内にRPAツールを紹介し『一緒に考えよう』という機会を作ったところ、物流業務を担当するアラジンロジテック様(※)から是非取り組みたいという手が挙がったそうです。
 体験版を使って出荷業務で試行した結果、現場ではあまりの効果に衝撃が走り、「もはやRPAがなくては業務が回らない」と、大きな手ごたえがあったそうです。

(※)フレックスジャパン様は物流業務をグループ会社のアラジンロジテック様に委託されています。

 

 

導入の進め方は?

 

  • RPAツールの導入ありきではなく、それをヒントに業務をどう変えていくか、どんな改善ができるか、各部署内で話し合い、考えることから始めている

 フレックスジャパン様の進め方で特筆すべきは、推進主体のシステム部が各部署と連携し、「業務をどう改善できるか、RPAツールの機能やメリットはどこでどう活用できるか」を一緒に考えて、進められていることです。
 各部署から挙げられたいくつもの改善項目の中から、RPAツールが最も適している業務を選定し、RPAツールを実装して試行、その後本格適用するという手法をとられています。試行期間は、各部署3か月と期限を切り、試行に取り組む意識を高める工夫もされています。
 当初は物流部からスタートし、現在は総務部と経理部で行っています。

 

 

なぜWinActorに?その決め手は?

 

フレックスジャパン システム部
木村 昌寛氏

 

  • 使いやすさ!
  • サポート力!

 WinActorを選定した決め手は「操作性」。とにかく使いやすかったという。
 実際にシナリオを作成されているシステム部の木村氏は、「RPAツールは使いづらいと意味がない。シナリオ作成の開発スピードを上げて、即業務に適用できるからこそRPA。それができないなら、そもそもの基幹システムを見直す、という話になる」と語られ、WinActorの操作性を高く評価されています。
 また、導入前に参加したAIDのハンズオンセミナーがとてもわかりやすく、シナリオ作りのイメージがわいたことで、AIDを導入パートナーに選ばれたそうです。導入時および導入後のAIDのサポートにも満足いただけているそうです。

 

 

RPA適用事例の紹介

 フレックスジャパン様では、オーダーメードシャツの受注が増えていますが、オーダー品の場合、取引先毎の受注Web画面での確認・入力内容が多くなります。(1注文毎に登録画面あり)
 注文内容と出荷品の一致、金額のチェック、送り状NOの入力等の登録業務を、取引先毎・ご注文商品毎に行う必要があります。
 この業務をRPAツールで実施したところ、今まで1人が付きっきりで最大丸1日かかっていたのに、たった3分!に短縮されました。
 担当者は最後にチェックのみ行っていますが、RPAの作業にミスはなく、正確性は100%。品質向上にも大きく寄与しました。

 

 

 

導入の効果は?

 

  • 現場で、改善に対する意識が変化!
  • ITを活用した改善効果の大きさを実感!
  • 職場の働きやすさが向上!

 アラジンロジテックのシニアリーダー山田氏は、「RPAの取組みがきっかけとなり、現場で“こういう改善ができる”とわかったことが大きい。今まで現場は目の前のことばかり考えていた。便利なものがいろいろあり、うまく使うことを知った」と語られ、職場として改善に対する意識が大きく変わったことを評価されていました。
 実際に出荷業務を担当しているアラジンロジテックの池田氏も、RPAを使ってみて「衝撃だった!こんなことができるなら今までの時間がもったいない!他の業務に時間が割ける!」と効果の大きさにびっくりされたそうです。
 そして、働きやすさがアップしたことも効果の1つに挙げられました。「人の作業にミスはつきものとはいえ、金額チェックという気を遣う業務において、ミスをしてはいけないという不安やストレスは想像以上に大きく、それから解放されたことは大きかった。気持ちにゆとりが生まれ、職場の雰囲気が良くなり、働きやすさにつながった」と笑顔で語られました。

 

 

今後に向けて

 

 オーダーメード品が増えることで、各業務は取引先かつユーザ一人ひとりの個人対応となり、受発注・生産システム・物流業務ともきめ細かく、複雑になってきています。人は減って仕事は複雑になっていく、そんな中で、RPAツールは今回見事に合致しました。RPAツール以外でもITをうまく活用して業務改善を進めていきたい、継続して取り組んでいきたいと、システム部の木村氏は語られ、AIDに対して、今後も有益な情報提供や業務改善の提案が欲しいと 期待を寄せてくださいました。

 

 

AID担当者からの一言

 

 フレックスジャパン様では、現場部門とシステム部門が協調して業務改善を進めていく姿勢が大変印象的です。RPAはあくまで効率化のためのツールですが、同社の積極的かつ協力的な取り組みによってこのツールを有効活用できたのではないかと感じました。
 チャレンジ意欲旺盛な同社にお応えできるよう、私たちも新たな技術と、満足いただけるサポートをこれからも提供させていただきます。

 

AIDの『RPAソリューション』について

AIDでは、RPAツール「WinActor」の販売だけでなく、WinActor認定技術者による導入支援サポートを行っています。
・RPA事前体験「ハンズオンセミナー」の開催
・RPA適用業務の選定、トライアル検証、効果測定の支援
・シナリオ作成の代行
・RPA操作教育、自社開発の際の開発支援サービス 等

RPAツールを導入したいけど、どう導入したらよいかわからない、自分達でできるかわからないといったご相談にお応えできます。
お気軽にお問合せください。

 

 

 

 

 

 


  • 掲載している内容、所属やお役職は取材を実施した2019年11月時点の情報です。
  • 「WinActor」はNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
  • その他の商品名、製品名、会社名などは、各社の商標または登録商標です。