導入事例-株式会社長野銀行様

 

長野県を代表する金融機関である株式会社長野銀行様(以下、長野銀行)は、全行挙げて推進している「働き方改革」と「業務改革」の実現手段 としてRPAツール「WinActor」を導入し、『定型業務の時間短縮』と『付加価値の高い仕事ができる時間の創出』に取り組んでいます。

 

 

 

株式会社長野銀行様

必要とされ選ばれる銀行
~長野県のマザーバンク~

 

社名 株式会社長野銀行
本店所在地 長野県松本市渚2丁目9番38号
創業 1950年11月15日
従業員数 667人
URL https://www.naganobank.co.jp

 


 

取材にご協力いただいた方々

 

(左から)

事務部長 縣 浩幸氏
事務部システム課 課長 内山 哲夫氏
事務部事務集中課 課長代理 中澤 幸史氏
事務部システム課 藤縄 祥氏

 

本内容は2019年5月時点の情報です。

 


 

導入の背景

「事務を簡素化して業務改革を進め営業に有能な人員を配置していくことが経営の大きなテーマで、ロボットを使って人の作業を代替できないか、 検討を始めたのがきっかけだった」と事務部の縣部長は話す。メガバンクのRPA導入事例が相次いで報道され注目を集めていたことも追い風となったようだ。

 

 

なぜWinActorに?
その決め手は?

 

長野銀行 事務部長
縣 浩幸氏

 

数多くあるRPAツールの中から「WinActor」を選定された。その決め手となったのは、なんといっても「操作が直感的でわかりやすいこと」。 そして「価格の安さ」と「利用実績」。 準備の負荷もかからないし、価格も手頃だし、実証実験から始めてスモールスタートしていくやり方にまさにマッチしたという。
実際にRPAツールの製品選定を担当したシステム課の内山課長は、「銀行業界では「WinActor」を採用している銀行が多く、 先行銀行から対象業務等、具体的な導入事例をいくつも聞けたことも大きかった。 そんな時に地元企業で今までもお付き合いのあったAIDが「WinActor」販売と新聞報道され、タイムリーだった」と語る。

 

 

導入の進め方は?

 

 

2018年2月から約半年をかけて、RPA導入の実証実験を行った。
本店の各部署に対してRPAの説明会を開催し、RPAとはどういうものか、どういう業務で活用できるのかを説明し、 アンケートにより、各部署で適用できそうな候補業務を列挙してもらった。候補業務は約50個。

この中から数業務を選定し、事務部システム課が主体となって、シナリオの作成、実行、効果検証を進めた。 その1つが適用事例①のExcel集計業務であり、実業務でトラブルなく利用できるレベルまでシナリオの精度を高めた。
その後、2018年10月から各部署での本番利用を開始した。

 

 

導入効果をどうみる?

 

 

縣部長は「RPAを導入したからといって人員削減とはならないし、そういうものでもない。 この取組は時間短縮の可視化。付加価値の高い仕事のできる時間を創出できたと見えたことが大きい。 更に、業務の棚卸ができたことはRPA導入の副産物だった」と語る。

同じようなExcel資料を複数の部署でいくつも作成していることがわかり、業務プロセスを見直す糸口発見となったようだ。

 

 

運用面の体制作りが大事!

長野銀行の取り組みで注目すべきは、事務部が専任組織となって推進体制をしっかり整えていることだ。 RPA化すべき業務かどうかの見極め、シナリオ作成、シナリオの一括管理(仕様やバージョン、実行タイミング等)、 実業務への適用手順策定、運用ルールの取り決め等、一連を事務部でコントロールしている。
「RPAをうまく進めていくには、誰が中心になってRPAを進めていくかが大事。運用面の体制作りは必須」と縣部長は語る。 適用業務を広げていく上でも、野良ロボット化を招かないためにも、必要な役割だという。

 

事務部システム課でコントロールすることで効率的なシナリオ作成・展開が行える。 「同じようなシナリオは部品化して再利用することで生産性と品質向上が図られる」と、 シナリオ作成を担っている藤縄担当は語る。

内山課長は「各部署からこんな業務を自動化したいとニーズが上がってくれば嬉しい。 そのためにもこまかい事例の積み重ねと各部署とのコミュニケーション。 各部署の理解と意識を高めつつ、推進していく」と語る。

 

 

 

RPA適用事例の紹介

長野銀行で実際にRPAを導入した事例を2つ紹介する。
どちらも前後で多少の事務処理に人が介在するが、このパートはロボットが自立して行うので、担当者が横についている必要もないという。
事例①の担当である事務部事務集中課の中澤課長代理は、RPAがないと仕事が回らないという。 「ミスがなく、担当者が変わっても同じ品質が出せる。事務リスクが軽減したことが大きい」と語る。

 

事例①

事例②

 

 

AID担当者からの一言

 

長野銀行様は中堅中小企業のRPA導入の「お手本」のような進め方をされています。 当社もいろいろと気付きがあり、勉強させていただいています。

今後とも地場密着でしっかりサポートさせていただきます。

 

RPAツール「WinActor」のご紹介

WinActorは、NTTグループが開発、長年利用してきたノウハウ満載の純国産ツールです。 国内シェアNo.1で、3,000社の採用実績があります。(2019年3月現在)
PC操作を「シナリオ」と呼ばれる手順書に自動記録し、記録した「シナリオ」を実行 することで、 人間のPC操作を再現、業務を自動化することができます。
WindowsPCで操作するアプリケーションならなんでも、対応できます。

 

 

 

 

 

 


  • 掲載している内容、所属やお役職は取材を実施した2019年5月時点の情報です。
  • 「WinActor」はNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
  • その他の商品名、製品名、会社名などは、各社の商標または登録商標です。