コラム
サイバー攻撃、最近多くないですか?
最近、「サイバー攻撃によるシステム障害」「ランサムウェア被害」といったニュースを目にする機会が増えていませんか?
「狙われるのは大企業でしょ」「うちには盗まれて困るような情報なんてないし……」と思ってしまうかもしれません。
でも、気になるのは攻撃の入口と、侵入された後の動きです。ネットワーク機器、アカウント、パスワード、PCなど、私たちが普段仕事で使っているものが攻撃に関係することがあります。
実際に何が起きている?
最近のランサムウェア事案を見ると、侵入された瞬間にデータが暗号化されるとは限りません。攻撃者がネットワークへ入り、内部を調べ、より強い権限を得ながら重要なシステムへ近づいていくケースがあります。
ランサムウェアって何?
企業のシステムやデータなどを使えない状態にし、復旧などと引き換えに金銭を要求するサイバー攻撃です。流れを単純化すると、次のようになります。
侵入の入口、こんな経路があります
「どこから入られるの?」というイメージを持っておくだけでも、対策の優先順位が見えやすくなります。
VPN機器・UTMの脆弱性
社内ネットワークを守るはずの機器が、逆に侵入口になるケースがあります。「クローズドなネットワークだから安心」とは言い切れません。
メールの添付ファイル・リンク
古典的ですが今も現役です。一通のメールをきっかけに、社内へ足がかりを作られることがあります。リモートデスクトップ(RDP)の不正利用
VPN機器やリモートデスクトップ(RDP)など、外部から接続できる仕組みが侵入経路となるケースも確認されています。[1]フィッシングによるアカウント窃取
添付ファイルではなく、偽サイトへ誘導してIDやパスワードを盗む手口です。正規のアカウントを使って侵入するため、気づきにくいのが特徴です。
生成AIを悪用した事案なども確認されており、攻撃手法は変化を続けています。[1] 機器やソフトウェアの脆弱性が攻撃に悪用されることもあるため、セキュリティアップデートを後回しにしないことが重要です。[2]
「情報漏えい」だけの問題ではありません
考えておきたいのは、「システムが使えなくなったら、仕事を続けられるのか?」ということです。
ネットワークが使えない。基幹システムにアクセスできない。受注できない。出荷できない。社員のPCが使えない。
ここまで来ると、セキュリティ事故はIT部門だけではなく、会社が事業を続けられるかという問題になります。
まず、自社で確認してみましょう
チェックリスト
これらはあくまで確認の入口です。状況によって必要な対策は異なります。
「たぶん大丈夫」「業者に任せているから分からない」という項目があれば、まず確認するだけでも一歩前進です。
大事なのは「侵入されないこと」だけではありません
「何かやらなきゃ」と思ったら、まず現状を知る
すべての対策を一度に行う必要はありません。会社の規模、扱う情報、システム、業務への影響によって優先順位は変わります。
新しい製品を買うことからではなく、自社の現状を知ることから。 何を使っているのか、何が外部につながっているのか、どこまで対策できているのか、止まったら何が困るのか。そこを整理すると、必要な対策が見えてきます。
まとめ
サイバー攻撃を100%防ぐことは簡単ではありません。だからこそ、入られにくくする。入られたら気づく。被害を広げない。止まっても戻せるようにする。
この4つの視点で、自社の環境を一度見直してみてください。
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参考情報
警察庁「サイバー空間をめぐる脅威の情勢等」
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/index.htmlIPA「ランサムウェア対策特設ページ」
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/measures/ransom_tokusetsu.html国家サイバー統括室「ストップ! ランサムウェア」
https://www.cyber.go.jp/tokusetsu/stopransomware/index.html
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